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蒸し暑い日が続く中、大分県大分市の繁華街は夜を楽しむ人でにぎわっています。
ただ、その一方である問題が表面化しているといいます。取材しました。
大分市の繁華街・都町です。
7月5日金曜日は、夜も多くの人でにぎわっていました。
街を歩く人の手元や道沿いの電気設備の上にはペットボトルやお酒の缶が・・。
公園にはお酒の缶やたばこの吸い殻が散乱
7日日曜日の早朝、都町にあるジャングル公園に行ってみると。
◆TOS鹿島佑里記者
「うわ、すごいですね。お酒の缶や、食べ物のカス、たばこの吸い殻が散乱した状態になっている。飲んだ人がそのまま置いていったんでしょうか」
公園の椅子や路上にもペットボトルなどが放置されていました。コロナ禍が落ち着き人出が戻った都町が抱えているのがこうした「ごみ問題」です。
防犯カメラを設置したり清掃業者に委託したりと対策するも…
◆大分市都町活性化協議会松浦栄太馨副会長
「コロナ禍のあとにだいぶ人が戻ってきて 非常にありがたいが戻るのと同時にごみも増えてきた」
都町の関係者でつくる協議会でも対応に苦慮していて町内に防犯カメラを64台設置するなどして路上にごみが捨てられるのを防ごうとしています。
一方、公園を管理する市では業者に委託して毎日、清掃をしていてジャングル公園は土日は1日に2回行っているといいます。
◆市公園緑地課 山口武俊課長
「ジャングル公園がやっぱり特別(ごみが)多いように感じる。周りが飲食街なのでどうしても空き缶やごみがポイ捨てされている状態が見受けられる」
こうした状況を変えたいと活動する人たちもいます。
◆ 清掃ボランティア・福秀文さん
「通常の3分の1くらいかなという感じ」
(Q.これでも少ない?)
「少ないですね、(多いときは)3~4倍ある」
近くには高校などもある都町。福さんは汚い街を子どもたちに見せたくないという想いからボランティアで7年前から清掃活動を始め、現在は週に1回、有志で早朝のごみ拾いを続けています。
この日はわずか40分程でペットボトルや缶など多くのごみが集まりました。
◆福秀文さん
「この道は会社員や学生が通学通勤に使う。(ごみのポイ捨ては)大人がやっている行為の現れなので頑張って勉強しようとか働いていってねという思いでやっている」
◆大分市都町活性化協議会松浦栄太馨さん
「楽しい時間を過ごしてもらうのは結構だが心のどこかでそういった人たち(業者やボランティア)が清掃活動をしているからポイ捨てをやめようかなという意識だけでもちょっとだけでも持ってもらえたらありがたい」
コロナ禍が明け活気が戻った都町で問題となっている「ごみのポイ捨て」。楽しい夜を過ごすためにも一人一人のマナーが問われています。