78人分の中学生などの個人情報「人権に関する標語作品の申し込み用紙」紛失 大分県中津市

2024年06月05日 19:00更新

大分県中津市の教育委員会は5日市内の中学校の生徒など78人分の個人情報が書かれた書類を紛失したと発表しました。

紛失したのは中津市が募集した人権に関する標語作品の申し込み用紙78枚です。

中津市教委によりますと5月27日、標語作品の市教委への提出期限を過ぎたため、市内の中学校に問い合わせました。

しかし、この中学校は21日に職員が市教委に申し込み用紙を直接運んで提出したと回答。

運んだとされる職員や市教委の担当者などに聞き取り調査などをしたほか、数日間にわたって学校や市教委などを捜しましたが、申し込み用紙は見つかりませんでした。

紛失した用紙78枚には中学3年生76人の作品や保護者2人の作品が書かれていて、名前や生年月日のほか半数ほどには、住所も記されていたということです。

いまのところ情報の流出による被害は確認されていません。

市教委と学校側はすでに関係する生徒と保護者などに説明と謝罪をしていて今後は電子申し込みに変更するなどの再発防止策を行うということです。

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