ロボットが自分でエレベーターを呼び書類を配送 県庁で全国初の実証実験 

2024年03月25日 18:40更新

AIやドローンなど先端技術を活用する場が増えていますが、25日は大分市でロボットが自らあるものに乗って書類を運ぶ実証実験が行われました。

そのあるものとは?

3月から東京で始まったロボットによる自動配送。

宅配サービスのウーバーイーツが始めたもので、人手不足を解消する救世主となることが期待されています。

ロボットの活用は大分でも…

◆TOS野島亜樹キャスター

「書類を乗せたロボットがやってきたのはエレベーターの前です。これから、人の手を借りずエレベーターを呼ぶということです」

県庁で公開されたのは配送ロボットによる実証実験。

県と大分市のFIGなどが行ったもので、官公庁の庁舎で実施されるのは全国初です。

顔認証システムを搭載したロボットが県庁本館1階で書類を受け取り出発。

ロボットはインターネット上でエレベーターと接続し、自分でエレベーターを呼んで乗り込みます。

そして7階にある目的の部署に無事到着すると、担当者が書類を受け取っていました。

◆FIG 大塚武執行役員

「非常にスムーズに連携することができた。ロボットを使って労働力不足の解消などに貢献していきたい」

県は「今回の結果をもとに、県内企業にもロボットの活用を推進していきたい」と話しています。

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