毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
災害が起きた時に避難所での食事の提供に、キッチンカーを活用しようとする取り組みが始まっています。
玖珠町の山浦地区では2月18日、防災訓練が行われました。大規模な地震が発生したという想定で、住民たちは自宅から避難所に向かう流れなどの確認を行いました。
今回の訓練では新たな取り組みも。
――TOS児玉直輝記者
「こちらの体育館では住民が防災訓練に取り組んでいますが、一見、訓練とは関りがないようなキッチンカーが2台並んでいて、おいしそうな香りが漂っています」
普段、イベントやお祭りの会場などで見かけるキッチンカー。
災害時に避難所で食事を提供することを想定し、この訓練に参加しました。
――大分県西部振興局 陶山圭二次長
「今回の能登半島地震でも、避難者からは温かい食事をとりたいという希望が多く聞かれている。そういったところを解消していくために(キッチンカーは)非常に有効ではないかということで今回参加してもらった」
この日は実際におにぎりやカレーライス、スープを振る舞いました。温かい料理は住民たちからも好評でした。
――参加した子どもたち
「おいしい!おかわり欲しい!」
――参加した住民
「この人(キッチンカー事業者)たちも大変だろうけど受け取る側は嬉しい」
この訓練に参加したのは日田・玖珠・九重を中心にキッチンカーを出店している、約30の事業者たちでつくる協議会です。
災害時には食事を提供する支援を行うなど事業者同士が連携した取り組みをすることを目指し、14日に結成されました。
――大分県西部地域キッチンカー連絡協議会 立花悠会長
「かなり機動性があるので、依頼されれば迅速に現場まで来られる。食事の提供の部分では温かい物も当然あるが、衛生面もプロが作っているので安全に特化したものだと思う」
協議会では今後も防災訓練に参加するなどして、災害発生時にすぐに支援を行えるよう備えていくということです。