毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
企業の生産過程などで排出される二酸化炭素といった温室効果ガス。
温暖化防止に向けこの温室効果ガスの削減が求められていますが、どうしても削減できない部分があります。
その部分について、森林が吸収したCO2の量を購入することなどで埋め合わせるのが「カーボンオフセット」です。
日田市の企業が、所有する森林のCO2吸収量を売買する契約をIT大手と結び、15日に締結式が行われました。
締結式を行ったのは日田市中津江村で林業を営む田島山業とLINEヤフーです。
田島山業が管理する森林は1200万平方メートルあり、年間約4000トンのCO2を吸収しています。
田島山業は森林が吸収したCO2の量を「商品」として販売する新しいビジネスに挑戦していて、環境保全活動に取り組むLINEヤフーと10年間の売買契約を結びました。
◆LINEヤフー 西田修一執行役員
「私たちのような林業に本来は携わらない企業も購入するなどの形で関連することで(林業)自体を支援することができると思う」
◆田島山業 田島大輔さん
「長期的な売買につながった点が森の価値の再評価につながると思っている」
LINEヤフーは年間1500トン分の権利を買い取るほか、今後、県内で植樹も予定されています。