ラグビー・九州電力キューデンヴォルテクスが大分市で合宿
県出身3人がパリ五輪選出の可能性
今年のパリオリンピックには、東京オリンピックに出場した大分県出身の3人にメンバー選出の期待がかかっています。
「フェンシング王国」ともいえる大分。その強さの秘密やオリンピックへの意気込みに迫ります。
2023年、日本人で初めて世界選手権2連覇を達成した女子サーブルの大分市出身・江村美咲選手。
そして1月のワールドカップ男子フルーレの団体戦で準優勝し、オリンピックの出場権獲得に貢献した大分市出身の敷根崇裕選手。
◆敷根崇裕選手
「メダル獲得への自信はすごくあるので、金メダルを獲得したい」
さらに別府市出身の上野優佳選手が出場した女子フルーレ団体も、この大会でオリンピック出場を決めました。
◆上野優佳選手
「パリはフェンシングの本場なので観客がすごく盛り上がると思うので、その中で勝っていきたいという気持ちはすごく強い」
東京オリンピックにも出た3人の大分県出身フェンサーに、パリ五輪出場の期待が高まっているんです!
大分県はなぜフェンシングが強い?強さの秘密とは…
大分県はなぜこんなにフェンシングが強いのでしょうか。
◆上野優佳選手
「私自身も兄だったり、兄の同級生の男子の選手だったりと毎日練習できたことが今の強さにつながっていると思う」
◆敷根崇裕選手
「常に格上の選手と練習できるという環境もすごく整っていたのかなと思う」
上野選手が子どもの頃汗を流していた「ジュニアフェンシング大分」です。
全国でも珍しいというフェンシング専用の施設で小・中学生20人が日々、腕を磨いています。
指導しているのは元日本代表の村上幸生監督です。
◆村上幸生監督
「早くから世界を見据えて世界の戦い方を学んできたので、そういう環境の中で自分たちの子どもなどに自然とそういう意識が伝わったのではないか」
2008年の大分国体をきっかけに、ジュニア選手の育成を含めチーム大分の強化に取り組み続けた成果も実を結んでいるといいます。
ジュニアフェンサーたちも目標や意識が高いようです。
◆小学2年生の選手
「今の目標はオリンピックで金メダルを取ること」
◆中学2年生の選手
「全国大会に出てベスト8に入ってジャパンになること」
まさにフェンシング王国・大分。
3人のフェンサーの活躍に憧れて将来、さらなる大物選手が誕生するかもしれません。