毎年恒例 高崎山で「サルの個体数調査」始まる 前の年はC群が山から下りてこない異例の事態に…大分
大分市の高崎山で毎年恒例の個体数調査が20日、始まりました。
しかし、ことしはサルたちにある異変が起きていて難しい調査となっています。
大分市の高崎山自然動物園ではサルを適正に管理するため、出産シーズンを終えたこの時期に生息数などを毎年調べています。
調査初日の20日は、職員やボランティアが朝早くから集まりました。
しかし…
◆職員
「10時になってC群の動きが悪ければ、C群の調査は20日は無しで」
本来、午前中はC群が山から寄せ場に下りて来る時間ですが、一向に姿を現しませんでした。
山の状況が例年と違うことが原因とみられています。
◆TOS児玉直輝記者
「大分市の高崎山です。台風が少なかった影響で山に木の実が豊富に残っているということです」
C群が生息している高崎山の西側は木の実が豊富に残っているため、5日前からC群は寄せ場に来ていないといいます。
B群が現れ、何とか調査が始まったのは午前11時半過ぎ。
寄せ場から山へ帰るルートに横一列に並び、通過したサルを数え体格やお尻の色などから性別や年齢を記録していました。
調査は27日までの予定で、このままC群が現れなければ調査の延長も検討するということです。