高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
県の観光支援事業「新しいおおいた旅割」の電子クーポンが大量に不正利用されていた問題で関わったとされる別府市の宿泊施設がTOSの取材に応じました。
施設のオーナーは「運営を業者に委託していて知らなかった」と話しました。
不正に利用されていたのは旅割を使った時に発行される「おおいた満喫クーポン」です。
宿泊先などでQRコードが印刷されたチラシを受け取り、専用のアプリで読み取ると発行されます。
現在は1人1泊あたり最大2000円分がチャージされ県内の飲食店や商業施設などで利用出来ます。
県によりますと別府市内の2軒の宿泊施設が大量のチラシを発注し、4人がこのチラシを使って多額のチャージを行っていたということです。
被害額は約1130万円に上っていて県は詐欺罪などで刑事告発しています。
不正に関わっていたとされる別府市内の宿泊施設。
4年ほど前にビルの2部屋を改装してオープンしましたが、従業員は常駐せず運営は業者に委託していたということです。
オーナーはTOSの取材に対し「業者に委託していたので不正利用は全く知らなかった。自分も驚いている。改めて業者に確認したところ、大量にクーポンが利用されていたようだ。事実関係の調査があればできる限り協力する」と話しています。
また、もう1軒の宿泊施設は…
TOSの取材に応じた支配人によりますと、当時は関わりが指摘されている施設2軒ともに運営に携わっていて「県には弁済する意思を示していた。連絡が来るのを待っていたが告発されて驚いている」と話しています。
一方で、県は十分に説明に応じず返金されなかったため告発したと経緯を説明しています。