高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
今月23日、九重町の町道で長距離走の練習をしていた県外の男子高校生22人がスズメバチに刺されました。
重症者はいませんが、この影響で翌日の駅伝大会が中止となりました。
九重町役場によりますと23日午後0時半ごろ、九重町田野の町道を走っていた県外の男子高校生22人がスズメバチに刺されました。
選手たちは頭や足などを刺され、このうち3人が玖珠町の病院で治療を受けましたが命に別条は無いということです。
刺したのはキイロスズメバチとみられていて、大分昆虫同好会によりますとキイロスズメバチは気性が荒く8月下旬から10月上旬にかけて繁殖シーズンに入るため、この時期は特に攻撃的になっているということです。
翌日24日は九重町長杯九州選抜高校駅伝大会が予定されていて県の内外から18校が出場する予定でしたが複数の高校の生徒が刺されたため、この影響で中止となっています。
九重町は「コースの近くの林の中にスズメバチの巣があった。事前に下見や確認を徹底すれば防げた可能性もあった。安全な大会に向けコースの変更なども検討し再発防止に努めたい」としています。
また、大分昆虫同好会では「スズメバチを見かけたら、近くに巣があると思って欲しい。そのハチが仲間を呼ぶために巣の方向に戻ることがあるので巣とは逆方向に逃げて。もし群れを見かけたら姿勢を低くするなどして気配を消してほしい」と話しています。