緊急着陸相次ぐオスプレイ…10月の日米共同訓練でも使用予定 周辺住民からは不安の声も

2023年09月20日 18:40更新

大分空港に緊急着陸したアメリカ軍のオスプレイは19日に大分を離れました。
オスプレイは10月に県内で予定されている日米共同訓練でも使用される予定で、演習場周辺の住民からは不安の声が聞かれました。

9月16日、大分空港に普天間飛行場所属のアメリカ軍のオスプレイが緊急着陸しました。
九州防衛局や県によりますと、飛行中に何らかの異常を示す計器表示があったため予防着陸したということです。

そして19日午後5時40分ごろに離陸し、午後6時ごろに山口県にある岩国基地に着陸したということです。

アメリカ軍のオスプレイは今月、沖縄や鹿児島でも緊急着陸が相次いでいて、その後、国がアメリカ側に安全管理の徹底を申し入れる事態となっています。


 

こうした中、10月に日出生台演習場などで行われる日米共同訓練ではオスプレイが使用される予定です。

演習場周辺の住民でつくる市民団体は「住民の不安も高まっていて今回、何が起きたのか詳細の説明をすべきだ。そんな状況で来月、オスプレイを使用することはやめてほしい」と話しています。


 

一方、今回の緊急着陸に関する情報提供について佐藤知事は20日の定例会見で、次のように述べました。

――情報提供足りないという認識はない?
◆佐藤知事
「九州防衛局からは頻繁に連絡が入っているので節目節目で必要な情報は提供された」

そうした中、10月に行われる日米共同訓練でのオスプレイの運用については「住民が不安に陥らないようにしっかりと対応してもらいたい」としています。

 

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