【台風6号】今夜はじめごろ~あす未明に大分県内最接近か 線状降水帯発生の可能性も 大分

2023年08月09日 18:40更新

台風6号は9日夜はじめごろから10日未明にかけて大分県内に最も接近する見込みです。

大分を含む九州北部地方には線状降水帯が発生する可能性があり土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

台風6号は午後6時現在、長崎県の南の海上にあり1時間におよそ15キロの速さで北上していると推定されます。

県内に最も近づくのは9日夜はじめごろから10日未明にかけてと見られています。

台風の接近に伴い、県内では佐伯市と由布市、宇佐市の全域、日田市の一部などに高齢者等避難が発令されています。

また、大分市や佐伯市など13の市と町に大雨警報が、県内の沿岸部に波浪警報が出ています。

5日の降り始めからの雨量は由布市湯布院で233.5ミリ、佐伯市宇目で222.5ミリ、竹田市会々で190ミリなどとなっています。

また、10日午後6時までの24時間降水量は南部で200ミリ、中部と西部で180ミリ、北部で100ミリと予想されています。

◆TOS田辺智彦キャスター

「台風6号の接近に伴い波が大変高くなってきました。海はうねりを伴った白波がどんどん押し寄せています」

大分地方気象台によりますと、佐伯市蒲江では最大瞬間風速30.2メートルを観測するなど、非常に強い風が吹きました。

消防によりますと、9日午後、日出町では91歳の女性が強風にあおられて転倒。命に別条はないということです。

佐伯市内では農業の被害も…。

こちらの田んぼでは稲が強風の影響を受けたとみられ、なぎ倒されていました。

さらに…。

◆TOS児玉直輝記者

「佐伯市の長谷という地域に来ています。農業用ハウスが立ち並んでいますが、強風の影響でビニールがはがされてしまっています」

大分を含む九州北部地方では10日午前中にかけて線状降水帯の発生が予想されていて土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

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