国の重要文化財「耶馬渓橋」にも大雨の爪痕　石造りの美しいアーチに大きな被害　中津市

今回の大雨の被害は文化財にも。

国の重要文化財に指定されている中津市の「耶馬渓橋」は、その姿が確認できないほど濁流にのみ込まれていました。

そして、一夜明けた１１日、橋には大量の流木が引っかかっていました。

欄干部分はそのほとんどが流されるなど、大きな被害が出ています。

「あんな大きな木が引っかかって、あそこに丈夫な欄干があった。すごく流れが速かったというのがわかると思う」

「本耶馬渓では有名な場所、観光名所なので早くきれいにしてもらいたい」

住宅近くの店にも大量の泥水が押し寄せたそうで、お店の方が泥のかきだしを行っていました。

◆お店の方

「こんなになると思わないから、どのくらいかかるかわからないが１か月か２か月くらいかかるのではないか。まだこのような風だから」

石造りのアーチが美しい耶馬渓橋。

その一方で市民の生活道路でもあるだけに一日も早い修復が望まれますが、現時点では復旧のめどはたっていないということです。