高崎山でサルの個体数調査始まる 適正管理が目的 大分
甚大な被害が出ている今回の大雨についてきょう1日の県内の様子をまとめました。
県の西部や北部には非常に活発な雨雲がかかり、気象台は午前5時すぎと8時半ごろの2度「線状降水帯発生情報」を発表しました。
◆大分地方気象台 後藤貴士台長
「命の危険が迫っているため、直ちに身の安全を確保してください」
県内では九州北部豪雨以来6年ぶりとなる大雨特別警報が一時、日田市と中津市に出されました。
◆日田市の防災無線 (午前7時ごろ)
「近くの安全な場所や自宅の2階などに避難してください」
◆住民
「あれ、あれ、あれが壊れたあそこなくなってるんじゃい?さっきまであったのになくなった」
この記録的な雨によって、中津市の山国川と日田市の花月川では氾濫が発生。
◆TOS柴田真里キャスター
「日田市を流れている大肥川です。大雨で増水した影響で、この先、道がえぐられています。また橋が架かっているが、橋も崩落しています」
日田市夜明では大肥川が増水し市道が流されたほか、川に架かる橋が崩落しました。
山国川のすぐそばにある青の洞門付近では、レストランの駐車場に水が押し寄せていました。
建物も水没しているのが分かります。
また、県によりますと日田市小野地区では道路が通れなくなり、最大で211世帯473人が孤立しているということです
◆孤立前に避難した人は
「平成24年、29年とその時も大きな雨だと感じた。しかし今度の雨はそれを超えた感じがした」
県は、夕方にも災害対策本部会議を開催。
◆佐藤知事
「人命最優先ということで、人命の確保に向けて情報収集、対策をしっかり実施をお願いしたい」
県は、日田市と中津市に災害救助法の適用を決定しています。
一方で、検討していた自衛隊の災害派遣要請は行わないということです。
また、孤立状態の地域の解消や、家屋被害など被害状況の確認を急ぐ考えです。
大雨特別警報は午後5時半、警報となりましたが今後の情報に厳重に警戒してください。