絶滅危惧種“アカウミガメ”が蒲江で産卵 高山海岸では初 105個の卵を確認 佐伯市蒲江

2023年06月28日 18:40更新

佐伯市蒲江の海岸で絶滅危惧種に指定されているアカウミガメの産卵が確認されました。

佐伯市蒲江の高山海岸に残っていたのは、アカウミガメの足跡です。

◆NPO法人おおいた環境保全フォーラム 内田桂理事長

「ここまで上がってくるのは命がけや」

6月25日の午前6時頃、ウミガメが海に向かっているのを地元の人が見つけ、その後ウミガメの保護活動を行うNPO法人が産卵を確認しました。

NPOによりますと、高山海岸での産卵の確認は初めてだということです。

砂を掘ってみると…

全部で105個の卵がありました。

しかし、海から離れた草や岩が多い場所だったため、孵化したあとの移動が難しいとみられ隣の元猿海岸に移されました。

元猿海岸では去年、産卵が確認されていて孵化した赤ちゃんガメが無事に海へと旅立ちました。

◆NPO法人おおいた環境保全フォーラム 内田桂理事長

「孵化の時は、みなさん集まってもらって海に帰るのを見送るという、そういうイベントとしてやりたいと思います」

赤ちゃんガメが生まれるのは8月中旬とみられています。

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