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大分空港では22日、韓国とを結ぶ路線が就航し約4年ぶりに国際線の定期便が復活します。
準備が進むターミナルの様子や宿泊施設の反応など大分県内で高まる期待について取材しました。
大分と韓国のソウル間で定期便を運航するのは、韓国最大手のLCC「チェジュ航空」です。
火曜と木曜、土曜の週3日、1日1往復します。
◆佐藤大分県知事
「インバウンドで(県内に)大きな貢献をしてくれるのではないかとうれしく思っている。国際交流が増えるということも期待できるのではないか」
佐藤知事は20日の定例会見で国際線復活への期待感を示しました。
2019年8月、当時、大分空港唯一の国際定期便だった韓国便は運航がストップしました。日韓関係の悪化が原因でした。
当時、国際線ターミナルは13億円余りをかけた拡張工事が行われたばかりでしたが、その後も新型コロナの影響で長く使われない状況に…。
アフターコロナで海外旅行の需要が高まる中、大分空港でも4年ぶりに国際定期便が再開することになり、今、利用客を迎え入れる準備が急ピッチで進められています。
◆スタッフ
「利用客に満足してもらえるように精一杯頑張ろうと従業員みんな張り切っている」
◆TOS柴田真里キャスター
「韓国線の就航に向けて、こちらの免税店では商品の品出しが行われています」
6月、約4年ぶりに免税店に土産物が並べられました。
すでに韓国便が発着している他の空港に情報を聞き、韓国からの観光客に人気がある商品を用意したそうです。
◆免税店 安部ちえみ店長
「4年ぶりということで、お客様の対応ができるか(不安)。韓国語も勉強しつつ意思疎通が、できるだけできるように楽しんで帰ってもらえるようにしたい」
国際定期便の復活に、宿泊施設からはこんな歓迎の声も。
◆ホテル白菊・安部洋二郎支配人
「今回、土曜日就航というのもあるが平日が2日間あるのでそこの部分に期待している」
外国人観光客の約6割が韓国からというこちらのホテル。
日本人観光客が少ない平日の客室の稼働率アップに、特に期待を寄せているといいます。
◆安部支配人
「大分での滞在期間も延びるのが1番いい。7月、8月の先の予約もまだまだこれから伸びてくると思う」
県の調査によりますと、県内の先月の外国人宿泊客は約5万4000人でコロナ禍前の2019年5月のおよそ8割まで回復しています。
県は今後、韓国以外の国や地域との新規就航も目指す方針です。
◆県交通政策課 藤川将護課長
「台湾辺りをターゲットに、あとは巨大市場である中国もターゲットに入れて(いく)。すぐに定期便は難しいと思うが、チャーター便の就航からしっかりやっていきたい」
多くの期待が寄せられる国際線の復活。
ほぼ満席というチェジュ航空の第1便は22日の午後、韓国から大分空港に到着する予定です。