海保の小型機不時着 運輸安全委員会による現地調査始まる 海保長官が謝罪 

2023年04月19日 18:40更新

宇佐市で18日発生し航空事故と認定された海上保安庁の小型飛行機の不時着事故について国の事故調査官による調査が19日から始まりました。

 

◆TOS山路謙成記者 

「事故から一夜が明け国からの調査官などが原因究明に向け調査を始めました」

 

この事故は海上保安庁の小型飛行機が訓練飛行中に宇佐市の農地に不時着したものです。

 

乗っていた40代の教官と20代の研修生はいずれも軽傷です。

 

機体の損傷が激しかったことから国土交通省は「航空事故」と認定。

19日午前10時半ごろから航空事故調査官3人が現地に入り調査を始めました。

 

◆国土交通省 運輸安全委員会航空事故調査官 西川直宏

「エンジンの出力が低下したと聞いているのでそこら辺についてはこれから確認して行きたい」

 

19日は機体の損傷状況などを確認していて20日は搭乗員など関係者の聞き取りを行う予定だということです。

 

◆海上保安庁・石井昌平長官

「国民や地域の皆様にご心配やご迷惑をおかけし、誠に申し訳なく思っている」

 

事故を受け、海上保安庁の石井長官は19日の定例会見でこのように謝罪し、「原因究明と再発防止に努める」と話しました。

 

海上保安庁では現在、同じ型の機体の運用を停止しているということです。

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