宇佐・国東半島の観光振興を目指し 県信用組合とトヨタカローラ大分が協定
大分県別府市にある商業施設「ゆめタウン別府」の運営会社が市に寄付金を贈ることになり、8日、贈呈式が行われました。
この中で、長野市長がゆめタウン別府の立地協定に含まれていた複合型映画館シネコンの設置について、会社側に履行を求めない考えを明言しました。
ゆめタウン別府は楠港跡地に2007年にオープン。
運営会社のイズミは別府市と交わした立地協定の中で、将来のシネコンの設置を確約していました。
しかし、経営環境の厳しさを理由に履行されておらず、市が問題視していました。
市によりますと、イズミが企業版ふるさと納税を利用し、2億5000万円を寄付することになり、8日、贈呈式が行われていて、この中で長野市長が履行を求めない考えを明言したということです。
10年以上の両者の懸案に「政治決着」が図られた形となっています。
一方、贈られた寄付金は市が進めている新しい図書館の建設に活用されるということです。