新型コロナ60人感染 1人死亡 大分
コロナ禍で迎える3度目の夏休みが始まりました。。
ことしは、行動制限は出されていませんが、感染は急拡大しています。大分県内の観光業の動向を取材しました。
ことしの夏休みの予定について街の人はー
「城巡りして柳川城行って、立花家史料館行に行きたい」
「自分たちで対策をとりながら、(夏休みは)その時しかないので」
「上司と2泊3日で釣り合宿に愛媛に行く予定。人がいない場所に行く予定なので、安心かなという場所に行く」
「行きたいと思うけど、こういうコロナ禍で結局いろいろ変わっていくので、一回様子見」
行動制限のない中で迎える夏休み。
別府市の宿泊施設でも期待は高まっていましたが…
◆山荘 神和苑 佐藤裕史支配人
「8月も夏休みも元々期待はしていたが、例年に比べると8月についても(予約の)進捗は悪い状況で更にここにきて旅行を取りやめようと、旅行自体をキャンセルする人も増えているのが現状」
新型コロナの感染急拡大で予約のキャンセルが出るなど、8月の予約は去年と比べ3割程減っているといいます。
一方で、県民などの県内への旅行料金を割り引く「新しいおおいた旅割」の利用期限が8月いっぱいまで延長されていて、この効果を期待しています。
◆山荘 神和苑 佐藤裕史支配人
「県外に行くのはちょっとという人で、せっかく旅行計画していた人は地元で宿泊してもらえたら。そこに期待している」
大分市の旅行会社でも県内旅行への反応はいいといいます。
◆ワールドトラベラー 岩田祐司さん
「メールとかライン、電話で問い合わせをかなりいただいているので、やはり遠くに行けない人が近場にシフトしているのかなと」
国が開始を目指していた、国内旅行で割引が受けられる「全国旅行支援」は延期されただけに、こちらの会社では県内の旅行プランを新たに用意するなど充実させていきたいとしています。
◆ワールドトラベラー 岩田祐司さん
「感染者の拡大とか全国版の延期とか、色んな条件は悪いようにあるけど、県民割の問い合わせとか多くの人に支持してもらっている事業があるので、そちらで近場で安全に旅行を楽しんでもらえれば」
岸田総理は夏休みの感染対策として、主要な駅や空港などで100か所以上の臨時の無料検査拠点を整備すると発表しています。
行動制限がないことしの夏。
感染対策と経済活動の両立に向けた動きが続いています。