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戦後最初の繁華街
大分市中心部にある繁華街、「相生町」の話題。
相生町はセントポルタ中央町から西に伸びるこちらの通りの一角で戦後初めて出来た繁華街とされている。
かつての賑わいを取り戻そうと商店街の振興会が立ち上がった。
かつての賑わいをー
スナックやバー、焼き鳥店など40軒ほどの飲食店が立ち並ぶ大分市中心部の「相生町」。
戦後、最初に出来た繁華街と言われ最盛期には映画館や飲食店など100店舗程が軒を連ねていた。
市内で最も活気があった繁華街のひとつだったという。
ここ数年は若者をターゲットにしたオシャレな雰囲気の店も登場しているが、最盛期に比べると店の数は半分以下に減ってしまった。
こうした中、新型コロナの影響で客足が激減。
なんとか盛り上げようと去年9月に店のオーナーなどが参加して「相生町商店街振興会」が立ち上がった。
振興会では、発足後、すぐに秋祭りを開催。あいにくの天気だったが、多くの人が訪れ賑わっていた。
発足から半年。
今回新たに、振興会が企画したのが・・・
――相生町商店街振興会 藤野幸嗣会長
「コロナの影響で客が少し少なくなっているので是非、相生町という飲食街があることを皆さんに広く知ってほしくて相生町マップを作ってみた」
そのマップというのがこちら。女性にも親しみやすいようにとポップなデザインになっていて、写真付きで33店舗が紹介されている。
また、イラストで店の位置も分かりやすく掲載されている。
――お茶漬けごま 高村チエ子さん
「(秋祭りで)ライブみたいなのがあったときはすごかった。ああいう風になれば最高」
相生町に38年前から店を構え手作り料理を振る舞っている高村チエ子さん80歳。
新型コロナの影響で店を訪れる客は例年の3分の1ほどに落ち込んでいるという。
今回のマップをきっかけに少しでも客が戻ってくればと期待している。
――お茶漬けごま 高村チエ子さん
「(店が)38年なんですよ。だからちょっとなんとかがんばろうと思って」
店の常連客も秋祭りやマップなど相生町を盛り上げようという取り組みが広がり賑やかな雰囲気が戻ってくることを願っている。
――常連客は
「いいと思う。こういう取り組みがあるから人とつながりができる。それが一番大事じゃないですか」
――藤野会長
「相生町には非常に個性的な良いお店がたくさんあるので、是非マップを手に足を運んでもらって色んなお店を知ってもらいたい」
長い歴史を持つ店や新店舗。
更には隠れ家的な店など個性溢れる店が軒を連ねる繁華街「相生町」。
コロナ禍で厳しい状況が続く中活気を取り戻そうという取り組みが続いている。
【2021年3月取材】