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”アウフグース”に懸ける情熱
サウナブームと言われて久しいですが「アウフグース」をご存じでしょうか。
サウナ室でタオルを華麗に操り、熱と香りを届けるもので、実は音楽や照明、演技、ストーリーまで含めて競う大会があるそうです。
この大会で別府大学4年生の二宮里綺さんが九州大会に初出場して3位に入り、全国大会へ進出。曲選びから振り付けまで自ら手がける、熱い挑戦を追いました。
アウフグースに情熱を傾ける大学生を探して別府市の別府大学に。
竹尾:
「今日は別府大学で熱く舞う男を探してるんですけど」
二宮さん:
「もしかしたら僕かもしれない。」
見つけました。
彼こそが熱く舞う男、別府大学4年生の二宮里綺(にのみや りき)さんです。

竹尾:
「”熱く舞う男”と言いましたけど、具体的には何をしている人なんですか。」
二宮さん:
「具体的には”アウフグース”をしている人になります。」
アウフグースとは、サウナで熱した石に水をかけて蒸気を発生させ、タオルなどであおぎながら熱と香りを届けるパフォーマンスのことです。

そして、そのパフォーマンスを行う人は「アウフギーサー」と呼ばれています。
二宮さんは、大分県でも数少ないアウフギーサーの一人なのです。
アウフグースを始めて約2年。
きっかけは、大分市のJR大分駅前にある「CITY SPAてんくう」でのアルバイトでした。
二宮さん:
「元々普通にバイトをしようと思って、てんくうに入って、僕が入ったぐらいのときに、てんくうでもアウフグースを取り入れてみようっていうふうになって、そこがきっかけ」

特別な指導者がいたわけではなく、上手な人の動画を見たり、時には直接教えを請いに行くなどして知識と技術を蓄えてきたそうです。
そのタオルさばきは本物で、アウフグース初心者の竹尾リポーターでは揺らせない約4m先の風鈴を、見事に揺らしてその実力を示してくれました。

観客を魅了「ショー アウフグース」
この技術を武器に、二宮さんはアウフグースの九州大会に出場。
大会では、タオルさばきはもちろん、熱の届け方やアロマの使い方、さらにはストーリーや演技力までが総合的に審査されます。
もはや「ショー」です。
実際の大会映像を見せてもらいました。
二宮さん:
「ショー アウフグースっていう、演劇×アウフグース。」
暗転したサウナ室に音楽が鳴り響き、スポットライトを浴びた二宮さんが登場します。
サウナ室とは思えない幻想的な空間です。
観客はなんと約100人。

その前で、音楽に合わせて華麗にタオルを操ります。
ショーアウフグースは制限時間15分の中で繰り広げられるアウフグース競技。音楽と照明、演出と華麗なタオル技で競うそうです。
時には優雅に、時には激しく。
タオルを2枚同時に使う大技まで披露していました。
そのパフォーマンスは圧巻の一言です。
曲のチョイスから振り付けまで、すべて自分で決めているとのこと。
そして、二宮さんはこの大会で、初出場にして見事3位に入賞。
全国大会への切符を手にしたのです。

大分に新たな風を
九州予選を勝ち抜き2026年6月に全国大会に出場。
全国大会では惜しくも入賞は逃しましたが、二宮さんは「もう少しやれたなと後悔が大きい。点数は伸びず、すでに世界大会への切符は逃してしまいましたが点数ではあらわせられない何かを1人にでも届けられていたら嬉しいです」と力強いコメントを送ってくれました。
彼の熱い挑戦が、これから、大分に新たな風を巻き起こしてくれることを期待しています。

