「地球上最悪の侵略的植物」大分県内で確認 強い繁殖力を持つナガエツルノゲイトウ 生態系に影響の恐れ

2026年10月07日 13:10更新

生態系に影響を及ぼす恐れのある特定外来生物に指定されている南米原産の水草「ナガエツルノゲイトウ」。

 

 

繁殖力が強く「地球上最悪の侵略的植物」とも呼ばれていますが、大分県豊後高田市で自生しているのが確認されました。

 

 

現地の様子と対策が困難な現状を取材しました。

 

 

(Q.TOS記者「これもそう(ナガエツルノゲイトウ)なのか?」)

 

◆豊後高田市 大石忠昭 市議「これ全部そう。以前は魚が泳ぐ水面が(見えた)が無い。この間来た時にえっと思った」

 

 

水面を覆う大量の水草。豊後高田市で初めて繁殖が確認されたのは「地球上最悪の侵略的植物」とも呼ばれるナガエツルノゲイトウです。

 

 

 

ナガエツルノゲイトウは南米原産のヒユ科の水草で、茎や根の断片からも再生するほどの強い繁殖力を持っています。

 

 

国内では37年前に兵庫県で初めて見つかり、現在は大分を含む30都府県で自生が確認されています。

 

 

河川や水路のほか、田んぼにも繁殖し、生態系や農作物に影響を及ぼすことから国は特定外来生物に指定しています。

 

 

豊後高田市の旧高田城の外堀のため池で繁殖しているのを見つけたのは地元の市議会議員、大石忠昭さんです。

 

 

最初に目撃したのは3年前で、当時は何の植物かわからなかったそうです。その後、ナガエツルノゲイトウのことを知り、繁殖しているのはこの植物だと直感し、9月、県に報告しました。

 

 

◆豊後高田市 大石忠昭 市議

 

「ツルが1メートル以上伸びているから、下の植物や魚にも影響を与えると思う。もし稲に巻き付いた時には稲刈りができない状況になるし、水路に流れ込むと水路を塞いで水の流れを止めるようなそういう被害も広がると思う。早く駆除することが大事」

 

 

 

 

 

県は10月1日、調査の結果、ナガエツルノゲイトウと判明したと発表しました。

 

 

現在はおよそ150メートルに渡って繁殖が進んでいるということです。

 

 

ナガエツルノゲイトウが県内で確認されるのは今回が2例目です。

 

 

◆TOS梅田雄一郎記者

 

「ナガエツルノゲイトウは過去に大分市でも発見され、現在も川の中にはえたままとなっている」

 

 

大分市大在を流れる江川では4年前に県内で初めてナガエツルノゲイトウが確認されました。

 

 

見つけたのは県内の自然環境について調査や研究を行っている大分生物談話会です。

 

 

◆大分生物談話会 大倉鉄也さん

 

「地元の方と自然観察会をしているときに水際で繁茂している植物があって、調べたら特定外来生物のナガエツルノゲイトウだった」

 

 

当時はおよそ1キロに渡って覆い茂っていたということです。

 

 

繁殖が確認されたことを受け、県は2025年、取り除く作業を行いましたが…

 

 

◆大分生物談話会 大倉鉄也さん

 

「上流から下流まで幅広く除去作業はされているが、繁殖力が高いのですぐに元に戻ってしまった。茎が数センチ残れば、そこから再生してしまう強い繁殖力を持っている」

 

 

除去したにも関わらず、また、元の状態へと戻りつつあります。

 

 

県は繁殖が確認された県内2か所について、確実に駆除できる方法を検討しているということです。

 

 

もし別の場所で特徴の似た植物を発見した際は抜き取ったり、持ち去ったりせず、連絡するよう求めています。

 

 

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