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大分県日田市の天ヶ瀬温泉で、50年以上にわたって宿泊客を迎えてきた高さおよそ3メートルの恐竜オブジェ「フロンディくん」。
1972年に設置され、ホテルのリニューアルを機に名前が付けられた。日田の方言に由来するホテル名とフロンディくん誕生の経緯、世代を超えて親しまれてきた巨大な恐竜のオブジェを取材した。
「日田市の巨大な恐竜オブジェを調査せよ」という企画で、野良レンジャーの竹尾悠兵リポーターが現地へ向かいました。
さっそく街の人に聞き込みを始めますが、なかなか有力な情報にはたどり着きません。

日田で大きいものといえば?市内の女性に聞くと出てきたのは「川開き観光祭の花火」。
戸惑う竹尾リポーターに、女性は力強くPR。「あんなに大きくて音の大きな花火はよそにないですよ。ガラスがビリビリ、心もビリビリ」

観光祭のキャッチコピーになりそうな名言が飛び出しましたが、残念ながら恐竜の情報ではありません。

ついに有力情報!「ふろんでん」というワード
恐竜について調査するため竹尾リポーターは駅前の観光案内所へ。
すると、職員の方から有力情報が。
「”ふろんでん”ですよ。物心ついた頃には見た覚えがありますけどね」
ふろんでん?恐竜っぽくはない不思議な名前がついているようです。
天ヶ瀬温泉へ行き、少し上を見上げると目立つ場所にあるとのこと。

天ヶ瀬温泉で発見!プールサイドに佇む巨大な影
教えてもらった通り天瀬町へ向かう調査隊。すると、遠くの山の斜面にそれらしき影を発見。

そこは「みはらしの宿 ふろんでん」。
ホテルの敷地内、プールサイドにその恐竜のオブジェがありました。
高さはおよそ3m。リアルな茶色の体で、プールを見守るように佇んでいます。
これは一体何者なんでしょうか?

50年以上も前から!「フロンディくん」誕生の物語
さっそくホテルの方にお話を聞いてみることに。
この恐竜、実は50年以上も前からこの場所にいるのだとか。
ホテルの前身である「サンビレッジ」が1970年に開業し、その2年後の1972年、子どもたちに喜んでもらおうと当時の創業者が設置したそうです。
1970年代は日本で恐竜ブームが到来していた時期でもありました。
長年、名前はありませんでしたが、2023年にホテルが「ふろんでん」としてリニューアルしたことをきっかけに名前を公募。
その名も「フロンディくん」に決定しました。
今では可愛らしいマスコットキャラクターにもなり、売店ではオリジナルグッズも販売されるほどの人気者です。

実はホテルの名前「ふろんでん」は、「お風呂にでも行こうか」を意味する日田の方言「風呂んでん行こうか」が由来。
お風呂でも行こうか=風呂んでん行こうか。というわけなんです。
その名の通り温泉にも力を入れており、なんと14人もの「温泉マイスター」が在籍しているというから驚きです。
「昔、子どもの時に来た方が、また大人になって子どもさんを連れてきた時に、『パパが子どもの時から恐竜がいたんだよ』って。まだいますよって伝えると、喜んでくれますね」とスタッフの方は語ります。

ホテルの部屋によっては、天ヶ瀬の温泉街と共にフロンディくんを一緒に眺めることもできるそうです。
50年以上もこの場所で天ヶ瀬を見守ってきたフロンディくんは今も変わらず地域の人に愛されているようです。
その歴史を感じるため、風呂んでん行きましょうか。
