姉妹でフィギュアスケート奮闘 3時間かけ県外リンクに通い10年 最初で最後の国スポ予選 大分

2025年12月01日 14:50更新

“氷上の芸術”と呼ばれるフィギュアスケート。

 

 

大分県勢26年ぶりとなる国民スポーツ大会への出場を懸けて演技に磨きをかける姉妹を取材しました。

 

 

先週末、福岡県久留米市にあるアイススケートリンクを訪れたのは加生捺乃さんと妹・乙夏さんです。

 

 

2人は大分市在住ですが、県内に常設のスケートリンクが無いことから土日は毎週、下道で3時間かけて久留米に通っています。この生活を10年続けているんです。

 

平日は学校のあとランニングやピラティスなどのトレーニングを行い、スケート漬けの毎日を過ごしています。

 

 

 

◆加生捺乃さん(高校3年生)

 

「それぞれの評価が違って音楽とかスピンとか衣装も全部個性が出るのでそれで評価されるのがいい」

 

 

◆加生乙夏さん(中学3年生)

 

「試合で(ジャンプが)成功して結果が出た時とかその結果でみんなに喜んでもらえたりした時(が嬉しい)」

 

 

姉の捺乃さんは城島高原パークのスケート教室に参加したことがきっかけでスケートに興味を持ち、小学1年生の頃から本格的に競技を始めました。

 

 

小学5年生の時には全日本選手権出場を懸けた中四国・九州大会で見事優勝を果たしました。

 

 

その姿を間近で見ていた妹の乙夏さんもお姉さんに憧れて、物心ついた時からリンクに立っていたそうです。

 

 

乙夏さんは手の先までこだわった美しい所作と華麗なステップが魅力です。

 

 

そんな加生姉妹が臨む国民スポーツ大会をかけた予選会は都道府県ごとに選手が2人必要で、その2人の総合得点で順位を競います。

 

 

少年女子のカテゴリーは中学3年生から高校3年生が対象で、姉妹で大会に挑めるのは今年が最初で最後です。

 

 

 

 

 

◆加生乙夏さん

 

「踊りが好きなので、自分の踊りで観客の皆さんを笑顔にできる演技をしたい」

 

 

◆加生捺乃さん

 

「最後になるので緊張するけれど楽しんで自分らしい演技ができるようにしたい」

 

 

国民スポーツ大会の冬季大会への出場をかけた予選会は、2日と3日の2日間滋賀県で行われ、予選を通過した全国16県の代表が本戦に出場できるということです。

 

 

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