「一番信頼している人」ライバルで親友、2人が目指す日本一 インターハイ・フェンシング競技 大分

2025年08月06日 11:00更新

熱戦が繰り広げられている高校生アスリートの夢の舞台インターハイの話題です。

 

 

今回はフェンシング競技で日本一を目指す大分県の注目の選手2人を紹介します。

 

 

 

カメラに向かって笑顔を見せる2人。岡田風花さんと西山花桜さんです。

 

 

2人は現在、高校3年生で最後のインターハイを控えています。

 

 

別府翔青高校フェンシング部に所属する岡田選手は、2025年5月に行われた県高校総体で個人フルーレで3連覇、エペで2連覇を果たしました。

 

 

大分豊府高校の西山選手も国際大会などに出場していて2024年は岡田選手と一緒にUー17の日本代表に選ばれています。

 

 

2人が知り合ったのは小学4年生。

 

 

岡田選手が所属していた大分市のフェンシングクラブに西山選手が入り、出会いました。

 

 

この日、およそ1週間後に迫った本番に向けて高校で動きの最終確認をしていた岡田選手。

 

 

強みは相手の隙をつくり、ここぞというところで勢いよく突くスピードです。

 

 

◆岡田選手

 

「相手の隙をつくるというところを大事にしていて、自分のタイミングで思い切ったアタックというを大事にしている」

 

 

 

 

 

 

一方、西山選手の強みは接近戦での素早い動きと相手のミスを逃さず突く緻密なプレーです。

 

 

◆西山選手

 

「相手が色々考えながら下がっている中で、自分が急にアクションを起こしてアタックに行くというのがプレーの強み」

 

 

小学生からライバル関係ではあるものの練習後は仲の良い友達。

 

 

休日は一緒に遊びに行く仲なんだとか。

 

 

取材中、岡田選手が見せてくれたのは…

 

 

西山選手からの感謝のメッセージが書かれていました。

 

 

◆別府翔青高校 岡田風花選手

 

「自分も逆に友達でいてくれてありがとうという気持ち。これからもこういう関係が続いていけばいい」

 

 

普段はあまりフェンシングの話をしない2人。ですが大会の前はお互いの対戦選手について話し合ったりアドバイスをし合うそうです。

 

 

◆大分豊府高校 西山花桜選手

 

「高校が違っても頼れる存在だし、一番信頼している人。憧れというよりかは自分の好きな人に変わった」

 

 

 

 

 

厳しい練習を乗り越え親友、そしてライバルとして切磋琢磨してきた2人は、最後のインターハイに強い決意で臨みます。

 

 

◆別府翔青高校 岡田風花選手

 

「今まで支えてくれた監督やコーチ家族のみんなに恩返しが出来るよう優勝したい」

 

 

◆大分豊府高校 西山花桜選手

 

「今回は自分の長所を理解して臨めているので、メダルを取って帰りたいと思っている」

 

 

インターハイフェンシング競技は5日、島根県で開会式が行われました。

 

 

岡田選手は6日から西山選手は7日から個人戦に臨みます。

 

 

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