「国民スポーツ大会」強化指定 165チームと選手やコーチあわせて34人に委嘱状交付 大分
13日の試合前までは5試合負けのない大分トリニータですが、勝ち点3に手が届きそうで届かず目立つのは引き分けの多さです。
順位を上げるためには、やはり勝利が必要となりますが、希望の光はあるのか?
13日の徳島戦を振り返るとともに、この試合の中継の解説を担当したトリニータOBの増田忠俊さんに、チームの課題や今後の展望を聞きました。
開幕戦以来となるホームでの勝ち点3を目指した徳島戦。前半はペースがつかめず、先制を許してしまいます。
しかし後半に入り、徐々に主導権を握り、迎えた22分でした。榊原のセンタリングをデルランが頭で流して宇津元!トリニータが同点に追いつきます。
大分トリニータ・宇津元伸弥選手
「フォワードの勘というか、これボールが来るなと思った。率直にうれしい」
このあとゴールは生まれず、トリニータは今シーズン6度目の引き分け。
次節はアウェイでJ2首位、ジェフユナイテッド千葉との一戦に臨みます。
トリニータOBで解説者の増田忠俊さんに今シーズンの戦い、そして気になるトリニータの今後を聞きました。
――小笠原正典アナウンサー
「今年のトリニータは負けないですよね」
――増田忠俊さん
「そうですね、これで引き分けは6試合ですよね。負けなかったことはプラスに考えていいと思います」
――小笠原正典アナウンサー
「ここまでのトリニータの戦いぶり、9試合を通して増田さんはどうご覧になっていますか」
――増田忠俊さん
「そうですね、まずは守備の意識が非常に高いというところですよね。やはり失点が少ないことはポジティブに考えて、あとは得点を取るために次の作業、どうしたらいいのかというところをやっていく必要があるかなとは思います」
昨シーズンの課題だったディフェンス面は大きく改善されていますが、問題は得点力!しかし、増田さんは大きな期待をもっています。
――増田忠俊さん
「きょうは伊佐と有馬のツートップですけど、前節はそこから得点も生まれましたし、非常にその関係性が徐々によくなってきていると感じますよね」
さらに攻撃面でのポイントにサイド攻撃とセットプレーをあげました。
――増田忠俊さん
「吉田にしても、きょう得点をした宇津元にしても、非常にアグレッシブに攻撃に移れる選手がいるので、そこの回数をどれだけ増やせるか。トリニータの肝になってくるので、あとはセットプレー。今シーズンそこから点も生まれていますから、そういうところの大事さですよね」
そして増田さんはさらなる可能性を挙げてくれました。
――増田忠俊さん
「ベテランの選手、若い選手を含めていまやっているサッカーをすごく選手たちは理解していると思いますし、片野坂監督の狙いだったりというのを徐々に選手たちが理解していると感じています」
――小笠原正典アナウンサー
「今後のトリニータ、期待していますか、どうですか」
――増田忠俊さん
「それは、もちろんもう期待しています!」
徳島戦を終えてトリニータは11位ですが、プレーオフ圏内となる6位の長崎まではわずか勝ち点2という混戦模様です。
トリニータの今後の躍進に期待がかかります。