【密着8年】泣き虫だった卓球少女が中学卒業式で見せたオリンピックへの強い決意「愛ちゃんみたいに」大分

2025年03月29日 08:00更新

春は出会いと別れの季節です。大分県で卓球に打ち込んできた中学生の卒業式の話題をお伝えします 約8年間、TOSが密着してきた女子中学生がこの春、旅立ちのときを迎えました。

 

 

3月上旬、大分市の判田中学校で行われた卒業式。旅立ちの日を迎える119人の卒業生の中に卓球少女、安藤海凜さんの姿もありました。

 

 

 

 

 

◆TOS藤村晃輝アナウンサー

 

「このたびはご卒業本当におめでとうございます」

 

 

◆安藤海凜さん

 

「ありがとうございます」

 

 

◆TOS藤村晃輝アナウンサー

 

「大きくなりましたね」

 

 

◆TOS藤村晃輝アナウンサー

 

「初めての取材からもう8年?小学2年生だったかな?」

 

 

◆安藤海凜さん

 

「8年くらいたってこんなに大きくなりました」

 

 

 

 

出会いは8年前の小学2年生

 

TOSと海凜さんの出会いはいまから8年前…小学2年生のとき。

 

 

お団子頭が特徴的な卓球少女は当時、全国大会で3位入賞を果たし将来有望な選手として注目されました。

 

 

◆安藤海凜さん(当時小2)

 

「色々スマッシュとかしたり突きとかドライブをしたりするところ(が楽しい)」

 

 

コロナ禍の中では、自宅でトレーニングをするなど多くの困難も乗り越え全国だけでなくときには国際舞台でも活躍。

 

 

 

2年前には藤村晃輝アナウンサーとの卓球対決にも挑戦するなどサービス精神旺盛な姿も見せてくれました。

 

 

実は、中学卒業後は広島の卓球強豪校への進学が決まっている海凜さん。

 

仲間の答辞を聞きながら惜別の思いがこみ上げてきました。

 

 

◆卒業生代表・竹ノ井杏羽さん

 

「きょうまでの日々は多くの出来事をまるできのうのことのように思い出せるほど、あっという間に過ぎていきました。喜びあう日も悔しくて涙する日もありましたが苦楽をわかちあえる仲間がいてくれたから乗り越え成長することができました」

 

 

小学生のときは試合があまりうまくいかないと途中で泣いてしまう泣き虫な卓球少女でしたが…

 

 

 

 

 

泣き虫卓球少女は、いまは悔し涙ではなく“決意”の涙に

 

あれから8年が経ち、いまは悔し涙ではなく友との別れ、そして新天地での活躍を誓う決意の涙があふれだします。

 

 

卒業式のあとに行われたクラスの解散式。海凜さんは、仲間たちの前でその決意を口にしました。

 

 

◆安藤海凜さん

 

「卒業アルバムに書いたサインをみんなが自慢できるような存在になれるような卓球の選手になりたいです。頑張ります」

 

 

 

◆TOS藤村晃輝アナウンサー

 

「これまで安藤海凜選手として接することが多かったんですけど、安藤海凜ちゃんとしてはこの学校生活振り返るとどんなことが楽しかったですか?」

 

 

◆安藤海凜さん

 

「私一番楽しかったのは運動が大好きなので体育大会が一番楽しくて1年生のときはコロナが流行っていて初めての体育大会って言ってもマスクしてちょっと縛られた中でやってたんですけど2年生ではちょっと落ち着いて3年生はもう全部できるよってなって、本当に早かったんですけど。すごく楽しい、悲しい、寂しい全部盛りだくさんな時間で本当に幸せでした」

 

 

そんな海凜さん、これまでの取材で常に語ってきたことがあります。

 

 

それは…

 

 

 

 

 

◆安藤海凜さん(当時小2)

 

「愛ちゃんみたいになってオリンピックに出て優勝したいです」

 

 

◆安藤海凜さん(当時中2)

 

「金メダルを絶対に取るという気持ちで頑張ります」

 

 

 

 

 

 

オリンピックを目指して卓球少女の挑戦は続く

 

◆TOS藤村晃輝アナウンサー

 

「将来的な目標としては小学2年生のときから大舞台のことは口にはしていましたが、どうですか改めて?」

 

 

◆安藤海凜さん

 

「いまでも変わってなくてそのとき決めたからにはその道を進んでいきたいと思っていますし、テレビで見る選手の方たちもすごいなって気持ち。自分もすごいなで終わるだけじゃなくて自分もこの舞台に立ちたい。立って結果出したいという思いが強くあるので、いまも変わらずオリンピックを目指したいと思っています」

 

 

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