宇佐市で特攻隊員の遺品を展示 遺族「自分が犠牲になっても頑張れよということを感じた」大分

2025年03月28日 18:30更新

大分県宇佐市ではいま、特攻隊員の遺品を展示する企画展が開催されていて、28日遺族が会場を訪れました。

 

 

 

80年前、宇佐海軍航空隊の特攻隊員として出撃し、27歳の若さで亡くなった藤井真治さん。

 

 

出撃当日の朝、家族に宛てて書いた遺書など藤井さんの遺品を展示する企画展が現在、宇佐市で行われています。

 

 

会場に28日、遺品を宇佐市に寄贈した遺族の1人である藤井昭芳さんが東京から訪れていました。

 

 

昭芳さんの父親は藤井さんの弟です。会場には父に送られた藤井さんからのはがきも展示されています。8人きょうだいの長男だった藤井さん。

 

 

手紙や遺書には家族を思いやる言葉をつづっていて、昭芳さんは「藤井さんには色々な葛藤があったということを皆さんにわかってもらえれば」と話していました。

 

 

 

 

 

◆藤井大尉の甥 藤井昭芳さん

 

「遺書を見てすごく強い気持ちと、妹弟に対する兄としての優しい気持ちとか『俺が守ってあげるから、頑張れよ』という大きな心を持って自分が犠牲になっても頑張れよということを感じた」

 

 

この企画展は5月11日まで開催されています。

 

 

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