今季初 大分県内全ての地点で氷点下観測 大雪の恐れは無くなるも臨時休校や交通機関などに影響
この冬一番の強い寒気の影響で、大分県内では10日、平地でも雪が積もりました。
12日には山地で再び大雪となる恐れがあり、引き続き、注意が必要です。
観光客も「本当に凍える」
◆TOS渡辺一平記者
「観光地湯布院でも雪が積もった手元の温度計はおよそ0℃を示していて凍てつくような寒さ」
10日朝の県内は厳しい冷え込みに。ここ、由布市湯布院では午前7時ごろに氷点下8.6度を観測しました。
観光客も寒さに驚いている様子でした。
◆愛知から訪れた人
「ものすごく寒い。本当に凍える」
◆山口から訪れた人
「びっくりした、白かった」
県内15の観測地点のうち、10の地点で今シーズン最も低い気温を観測。また、最低気温は県内全ての観測地点で氷点下となりました。
こうした厳しい寒さの中、県内の平地でも雪が降り、けさは中津市では2センチ、日田市では1センチの積雪が観測されています。
◆学生
「さっき、そこでこけそうになりました」
日田市では走行中の車がスリップ
日田市の道路ではこんな様子が…走行中の車がスリップしました。
JAF大分支部によりますと、県内では9日夜から10日午後4時までに雪の影響による出動要請がおよそ50件あったということです。
雪の影響は大分空港でも。滑走路の除雪作業のため、一部の便で遅れが出ました。
また、県教委によりますと、10日は県内の小中高校などあわせて42校が臨時休校となったほか46校が始業を遅らせたということです。
12日は山地で再び大雪となる恐れ
気象台によりますと、県内は大雪の恐れはなくなりましたが、あす朝も冷え込む見込みです。
そして、12日日曜日は山地で再び大雪となる可能性があるということです。
12日午後6時までの24時間に予想される降雪量は多いところで、山地で7センチ、平地で3センチとなっています。
引き続き、路面の凍結による交通障害などに注意が必要です。