竹工芸の分野での初の人間国宝 「生誕120年・没後50年 生野祥雲斎展」始まる 大分

2024年12月07日 18:00更新

別府市出身で竹工芸の分野での初の人間国宝、生野祥雲斎の作品を集めた展覧会が7日から大分市の県立美術館で始まりました。

県立美術館で始まったのは「生誕120年・没後50年 生野祥雲斎展」です。

別府市で生まれた生野祥雲斎は、戦前から皇族献上品の製作依頼を受けるなど活躍し1967年に竹工芸の分野で初めて人間国宝に認定されました。

今回の展覧会は国立工芸館所蔵の作品など全国から集められたおよそ70点が展示されています。

こちらは、代表作の「炎」です。

祥雲斎が始めたとされる竹ひごを直線的に組む櫛目編みが幾重にも重なった揺れる炎の動きを表現しています。

◆大分県立美術館 学芸員 柴崎香那さん

「またとない全貌をご覧いただけるような展示になっている。是非ご覧ください」

この展覧会は1月23日まで大分市の県立美術館で開かれています。

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