大分国際車いすマラソン 海外選手第一陣到着「大分に戻ってきてレースするのが光栄」
身長186センチ・最速150キロのストレートが持ち味の大型右腕
10月24日に行われたプロ野球ドラフト会議で、埼玉西武から3位指名を受けた大分県の佐伯鶴城高の狩生聖真投手。
身長186センチから繰り出される最速150キロのストレートが持ち味という狩生投手は、メジャーリーグを含む14球団からスカウトが訪れていて、上位での指名が期待されていました。
プロの世界への扉を開いた狩生聖真投手。指名後の会見で、喜びや今後の夢を語りました。
「夢が叶ってうれしい気持ちでいっぱい」
◆佐伯鶴城・狩生聖真投手
「小さいころからずっと野球をしていて、ずっとプロ野球選手になるという風に小さいころから言っていたので、その夢が叶って今うれしい気持ちでいっぱい。緊張していて、不安というのが一番大きかったが、本当に指名されて良かった」
また、家族や監督など周囲に対しても感謝の気持ちを口にしました。
「家族がずっと小さいころから送り迎えだったり、いろんなところで支えてくれた。また、自分が悪いピッチングになったり苦しい時も支えてくれたので、本当にありがとうと伝えたい 」
「高校でピッチャーを本格的に始めて、 苦しい時期もあったが、 監督がいろいろと指導してくれたおかげでここまで来れたので本当に良かった。ずっと1年のころから監督も使ってくれていて恩返しをしたかった。プロ野球に入ってから本当に1から、また気持ちを切り替えて頑張って恩返し出来ればと思う」
渡辺正雄監督「埼玉西武は縁のある球団」
佐伯鶴城の渡辺正雄監督は、広島東洋カープの森下暢仁投手などこれまで8人をプロの世界へ送り出しています。
その渡辺監督は、埼玉西武について「縁のある球団」と話します。
◆佐伯鶴城 渡邉正雄監督
「指名して頂いたことにほっとしている。 埼玉西武ライオンズは2年前も古川雄大が指名して頂いた。教え子である源田壮亮がキャプテンをしていて本当に縁のある球団。きのう最後お話したのが西武ライオンズのスカウトの方で、『縁が無いと思うがよろしくお願いします』という話をして、『そんなこと言わないでください』という中での今の指名の電話だった。(狩生投手と)またいろんな話をしていい形で送り出したい。すごく可能性のある生徒だと思うので、西武ライオンズで鍛えてもらって、やがては日本を代表するような選手になってほしい」
同じく佐伯鶴城の先輩・古川雄大選手も2年前のドラフト会議で埼玉西武から2位で指名を受けています。
埼玉西武についての印象を聞かれると…。
◆佐伯鶴城・狩生聖真投手
「2つ上の古川さんが埼玉西武に行って、(球団)のYouTubeなどで見たりした時に、みんな明るいイメージがあった」
「自信のあるストレートをもっと自信を持てるように」
今後の目標については。
◆佐伯鶴城・狩生聖真投手
「高校の時からずっと『勝てる投手』というのを目指してきた。勝てる投手になって日本のエースと言われるような、WBCで活躍出来る選手になりたい。夢見たプロ野球の世界に入るので、本当に今以上に頑張らないといけないと思っている」
「いまは体重を増やすというのを1番に取り組まないといけないと思っている。また、自信のあるストレートをもっと自信を持てるように磨いていかないといけないと思っている。常時は150キロを出せるように、MAXは160キロを出せるようになりたい」
気を張っていた会見が終了する直前…。最後にこんな質問を聞かれると?
◆佐伯鶴城・狩生聖真投手
Q今何を食べたいですか?
「ラーメンを食べたい(笑) 豚骨ラーメンを1番食べたい 」
長年の夢を叶えた大型右腕。今後のプロでの活躍に期待が高まります。