谷川俊太郎さん各地で追悼 大分県内でも園歌や校歌を手掛ける「大事に歌い続けて次の世代に繋げていく」
2024年は日本とトルコの外交関係が樹立して100年となります。
こうした中で、トルコの海運会社が発注した貨物船が大分県大分市の造船会社で完成し、18日記念の式典が開かれました。
こちらが、大分市の造船会社南日本造船が建造した新しい貨物船です。
SSI DOMINATOR(エスエスアイドミネーター)と名付けられたこの貨物船は、トルコの海運会社デンサイ・シッピングが発注したものです。
全長およそ200メートル、船に積むことのできる量は6万4000トンで、南日本造船によりますと、県内で造られる船舶の中では最大級だということです。
18日、大分市で行われた式典には、トルコの海運会社や佐藤知事など関係者およそ20人が出席し、船の完成を祝いました。
船が誕生した瞬間とされる船と造船所をつなぐロープを切る「支綱切断」を、佐藤知事が担当しました。
この後、佐藤知事など関係者は真新しい船内を興味深そうに見学していました。
◆南日本造船 檜垣清志社長
「日本とトルコの外交樹立100周年となる記念すべき年に(トルコの)デンサイさん向けに 船を引き渡しできて大変光栄」
この貨物船は、穀物や鉄鉱石などの運搬用として世界の海で活躍する予定だということです。
県内で盛んな造船業について詳しく見ていきます。
県内には先ほどのニュースにも登場した世界で活躍するような大きな船を建造できる造船所が6か所あります。
豊後水道に面した佐伯市や臼杵市などを中心に造船業が盛んで、昨年の県の調査では、この6か所で造られた船の数だけでも年間30隻以上あるということです。
さて、このような大きな船が出来上がるまでにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
船は船主からの注文を受けて、造船所で造られる、いわばオーダーメイドです。
南日本造船によりますと、今回の貨物船は、発注からおよそ2年かけて造られたということです。