谷川俊太郎さん各地で追悼 大分県内でも園歌や校歌を手掛ける「大事に歌い続けて次の世代に繋げていく」
宗教団体「エホバの証人」の元信者などが親からむち打ちを受けていたなどと訴えている問題で、大分県内に住む元2世信者の女性がTOSの取材に応じてくれました。
実の親から暴行を受けたと語る女性、今では連絡を絶っているといいます。
ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「これが人の親なのだろうか。ただ、私を生んだだけの人。親っていうのが何なんだろうっていう気持ちになった」
こう語るのは県内に住む宗教団体「エホバの証人」の元2世信者の女性です。
「エホバの証人」を巡っては元2世信者などを支援する弁護団が11月20日に調査報告書を公開しました。
弁護団が行ったアンケートでは回答者のうち、むち打ちを受けたことがある人が約9割、「輸血拒否カード」を所持していた人が約8割いました。
回答当時県内在住で被害にあったと訴えた人は4人で、そのうちの1人がカメラの前で取材に応じてくれました。
ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「(母親の)職場の同僚が先に入信していて、母に良い教えがあるよっていうような感じで」
女性の母親は、女性が小学4年生のころに「エホバの証人」の信者に。
女性も集会などに連れて行かれるようになります。
しかし、集会中に静かに出来ないと、自宅などで体が腫れ上がるほど暴行を受けたといいます。
暴行は女性が高校生になるまで続きました。
ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「子供は親に従順でありなさいという教義があり、従順でない子供はむちで叩けみたいな指導があって。家に帰ってものさしで叩かれたり、素手で叩かれたりしていました」
さらに、女性が手術を受けた際には…
ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「母親から『輸血はするな、輸血はするな』って(手術後に)まず開口一番に『大丈夫か?』って心配することよりも、輸血はしたかどうかっていう確認が必ずありました」
こうしたことが続き女性は21歳のころ、「エホバの証人」の信者を辞めたということです。
ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「(母は)サタンに乗っ取られたって言ってましたね。もう(母親とは)完全に連絡を取っていない。私としてはいち早く(エホバの証人が)解体して無くなって欲しい」
そして、現在も被害にあい続けている人がいるのではと心配しています。
ーーエホバの証人元2世信者 県内に住む女性(40代)
「(怖くて)心が縮こまってしまう気持ちがあると思うが(相手が)誰でもいいから”助けて”の言葉を言って欲しいと思います」
今回の件を含む県内での報告例について教団側は「事実関係が確認されていないので個別の事案にコメントすることは出来ない」と話しています。
また教団としては「いかなる形の児童虐待も容認しません」という見解を示しています。