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6日に発表された大分県内のレギュラーガソリンの平均販売価格は1リットルあたり191.6円。
県内のガソリンの平均価格はこれまで2008年の190円が最高でしたが、これを15年ぶりに更新しました。
大分県の平均販売価格は全国5番目の高値となっています。
なぜ大分のガソリンは高いのか…
その高騰の理由や、すぐできる「ガソリンの節約術」、注目高まる電気自動車を取材しました。
大分のガソリンなぜ高い?
過去最高値となったガソリン価格。
その高騰の理由は…
県石油販売協同組合の永岡壮三理事長にお話を伺いました。
――県石油販売協同組合 永岡壮三理事長
「OPEC(石油輸出国機構)が減産を続けていて原油価格の値段が上昇中というのが1点目、2点目としては円安が大きく影響している。その分が仕入れ商品としては値段が上がってきている」
一方で、大分県の平均販売価格は長野、鹿児島、長崎、山形に続いて全国5番目の高値となっています。
製油所がない県は輸送コストなどがかかりますが九州で唯一の製油所を持つ大分がなぜ高いのか。
永岡理事長は確実な理由は分からないとしながらも、こう話します。
ーー永岡理事長
「郡部が広く広がっているということで、そういったところにあるスタンドは販売量が少ない。結果的に高い粗利をもらわないと運営ができないということになり平均が上がっているというのが考えられるのでは」
すぐできる「ガソリン節約術」
家計に厳しい状況が続く中、すぐにできる「ガソリンの節約術」を教えてもらいました。
1つ目のポイントは「ふんわりアクセル」です。
ーーJAF大分支部 岩元幹太さん
「勢いよくアクセルを踏み込んで出発するのではなく、徐々にスピードを上げていくというイメージで優しく踏むことがポイント」
優しくアクセルを踏むことで10%ほど燃費が改善するということです。
2つ目のポイントは「タイヤの空気圧」。
空気圧が低くなるとタイヤと地面との接地面が大きくなり、走行中に抵抗が生まれ燃費が悪くなるということです。
ーーJAF大分支部 岩元さん
「市街地だと2%程度、郊外だと4%程度、燃費に影響が出てくる」
月に1回を目安にガソリンスタンドなどで空気圧をチェックするといいそうです。
また、不要な荷物を降ろしておくこともポイント。
100キロの荷物を降ろすと、ある場合と比べおよそ3%、燃費が良くなるということです。
ーーJAF大分支部 岩元さん
「ガソリン価格が高騰すると家計的にも厳しい状況が続くと思うので、運転の際には節約術を気にかけてもらい少しでも無駄のない運転をしてもらうこと」
注目高まる中国の電気自動車
一方、ガソリンが高騰する中こんな動きも。
世界一の販売台数を誇るという中国の電気自動車大手「BYD」。
早ければ今年度中に大分市に正規ディーラー店舗が開業する予定で準備室が設置されています。
現在、試乗もできるこの車。
ガソリン代やエンジンオイルの交換などの費用がかかりません。
1回のフル充電で470キロ走れるということです。
ここ最近、平日は1組ほど、週末には複数の客が見学に訪れるということです。
ガソリンが高騰する中、電気自動車の強みが注目されるきっかけになればと話しています。
――BYD AUTO 大分 田中芳樹店長
「限りなく消耗品のオイル交換が減る部分で、ガソリンもそうだしエンジンオイルもそうだし、EVはそういったものを使わないことはランニングコストが抑えられるので期待している」
政府は7日から補助金を拡充することにしているため、来週のガソリン価格は県内も13週ぶりの値下がりが予想されていますが今後の価格の動向が注目されます。