ラグビー・九州電力キューデンヴォルテクスが大分市で合宿
現在、自動昇格圏内の2位につけるJ2大分トリニータ。
17日のファジアーノ岡山戦でリーグ前半戦最後。前節、群馬に勝利しリーグ2連勝を飾り、3連勝を目指します。
今回は、前節得点を決めた藤本一輝選手と現在リーグ戦全試合出場中の野村直輝選手、そして下平監督にインタビューをしました。(ほぼ全文)
ここまで4ゴールも‥「数字としては物足りない」
前半戦、チームの強みの一つとなっているのが左サイドの藤本一輝選手。
ここまでリーグ4ゴールをあげ、前節の群馬戦では見事なヘッドで勝利に大きく貢献しました。ただ本人は「数字としては物足りない」とまだ高みを目指します。
ーー前節、ゴールを決めたが。
決めることができて良かったと思う。ただチームとして1点しか取れてないので、もっと複数得点とれるようにしてきたい。
ーー2連勝だが、いい流れが来てるなっていう感じはあるか。
なかなか勝ててない時期もあったので、勝つことに飢えてて2連勝できて、いい流れだなとは思いますけど、もっともっと練習を重ねていきたいなと思う。
ーー前半戦、好調な様子だったが、自身で振り返って。
数字としては物足りないところは結構ある。質だったり、ゴールに近づく場面は多分すごく多いと思うので、そこで決め切るだったりアシストではもっと質を上げていきたいなと思う。
ーーけが人が増えている状況。サポーターは藤本選手により期待していると思うが。
自分に期待されているとは感じることなかったんで(笑)期待されてるのであれば頑張りたいなと思う。
ーー次節、前半戦ラストゲームですが岡山の印象と意気込みを。
しっかり後ろがかたい高さがあるチームだと思ってて。しっかり3連勝できるように勝ちにいくことはもちろんだが。最近1万人に行くことはなくなってきてるので、しっかり勝ってお客さんが喜ぶようなプレーをしていきたいなと思う。
「自分の結果にこだわらずにチームの勝利を」
続いては、ピッチの内外でチームの要となっている野村直輝選手。
若い選手が多いチームで、ベテランとしての考えを話してくれました。
ーー前節、振り返って。
アウェーで雨の中で難しい試合にはなったが、何とかじれずに失点せずにゲームを進めるっていうことを最近は大事にしながら、ピッチの中ではやっていて。その中で相手が隙が出てきたりだとか、途中から出場した選手のパワーをうまく使って点が取れたっていうところが、前節はうまくチーム全体としてマネジメントしながらやれたかなっていう印象。
ーーチームの状況は。
けが人が多い中では、若い選手にすごく出場機会が巡ってきたりしてる中で、なかなかまだ経験不足の面もあるが、そこはうまくみんなで手分けししながら、若い選手のアグレッシブさやエネルギーをうまく使いながらやれているかなっていうところはあるので、そこは継続しながら成長していければなと思っている。
ーーその若い選手が多いチームの中でベテランとして考えていることは。
特に今年は自分の結果にこだわらずに、チームがどう勝てるかっていうところにエネルギーをほとんど注いでいる。そこがこの今のチームにとってすごく大事だと思ってるし、そこが安定してくると、また自分の特徴も出てくるかなと思うので、そこのパワーの使い方というか、そこはコントロールしてやっているつもり。
ーーけが人が多い。厳しい状況だが。
ちょっと難しいところだが、選手の力が必要だと思う。またより一段とギアを上げていく。
相手も毎試合しっかり分析してやってきているので、僕たちが準備した以上の対策をゲームが始まってみてわかることが多くて。
なので個人的にもマークだったり、うまく消されるようなシチュエーションが結構多かったりして、なかなかボールに触れない時間とかもある。
ただ試合は90分あるので90分のうちにどこかの時間帯で多分相手の隙ができるタイミングがあると思うので、そういったところを逃さないように狙いながら、ここぞっていうところにエネルギーを出せるようにっていうところは意識しているし、個人的にもギアをを上げる瞬間を狙い定めてるっていう感じ。
レゾド1万人届かない状況「結果が出なかったことが影響していると思う」
ーー次節、岡山の印象は。
前と後ろには大きな選手がいる。僕も何回か対戦する中で、すごく分析してやってくるなっていう印象があるので、そういった相手のストロングポイントのところをちゃんとチームで理解した上でゲームを進めながら。とはいえ、チャンスは必ずできると思うので、そういったチャンスをちゃんと仕留めれば間違いなく勝てると思うので、そういったところを隙なくでやれればと思う。
ーーサポーターへひとこと。
最近ホームで1万人をなかなか達成できてないのは、4月終わりから5月にかけての結果が出なかった部分もかなり影響していると思う。
とはいえ、たくさんの方が辛抱強くを応援してくれてるので、そういった方たちを含めて、またたくさんの方が来ていただけるように自分たちのスタイルを貫きながら、皆さんに何かを与えられるようなプレーをするので、ぜひドームに応援に来てほしい。
けが人続出も‥ 監督「若い力に期待」
次はチームを率いて2年目となる下平監督。
けが人が多い状況に苦しさをにじませつつも、前向きにインタビューに答えてくれました。
ーーリーグ2連勝、振り返って。
徐々にチームとしても成長してきているというか、やりたいことを少しずつ発揮できるようなってきている。結果もそうだが、内容、その中身的なものもこだわりながら今積み上げている。
ーー前半戦を振り返って。
まず前半は特に良いスタートを切れてスタートダッシュができた中で、途中で苦しい時期もあったり、なかなか勝てない時期もあった。何とか今2位なので、しっかりその位置をキープしていく。
ーー26得点24失点。改善すべき点は守備?得点力?
サッカーなんで、当然得点力も上げなきゃいけないし、守備のところも失点を減らさなきゃいけないっていうのは両方の側面があると思う。
ただ前半戦に関してはやっぱり0対5とか0対3とかそういう所もあったんで、失点のところは減らしていきたい。ただやっぱり自分たちの攻撃をして、攻撃力も上げた中での失点を減らしていきたいなというのは思っている。
ーーけが人が増えているがチームの状況は。
気持ち的には正直、かなりけが人が出ているので苦しい。
だけどそういった時のために他のメンバーもいるし、逆に言えばチャンスをもらえる選手も出てくるのでそういった若い力っていうのは期待している。
ーー前節、茂選手へエールを送る場面もあった。そういったことは話したか。
チームとしてプラスに変えていこうというのはチームの中で話し合ったりして。
自発的にね、茂は特にもう長期離脱になってしまったんで彼がチームに貢献していたっていう力は本当にみんな思っていて、そういったのもあってパフォーマンスというか、あの茂を励ますパフォーマンスになった。それがまた茂のモチベーションになって、またさらにチームが強くなっていけばいいなと思う。
目標のレゾド1万人・・チケットの売れ行きは
ーー次節は岡山戦へは。
まずは、我々が今できていることをしっかりまた継続して、特に攻撃面。出していきたいなっていうところはあるが、ただ岡山はしっかりカウンターができるチーム。特に前線いる外国人選手は強力な選手がいるので、そういったところをしっかりケアした中で得点を重ねて勝利したい。
ーー最後にサポーターへ。
土曜日にレゾナックドームで試合あります。今のところ(15日時点)、毎試合1万人を目標にかかげているが、今のチケット売り上げ状況だともうちょっと足りないみたい。ぜひレゾナックドームで応援していただいて、我々の後押しをしていただければと思う。
前半戦を締めくくるファジアーノ岡山戦。
17日はレゾナックドーム大分でチームをサポートしましょう!