高校サッカー大分県大会決勝 優勝は「4試合41得点」大分か「県内屈指の走力」誇る大分南か

2022年11月04日 15:40更新

全国高校サッカー選手権、大分県大会の決勝戦がいよいよ5日に行われます。

勝ち上がったのは大分南高校と大分高校の2校。

 

大分南高校は創部40年で初の決勝進出。夏に鍛え上げた走力が持ち味です。

対する大分高校はここまで4試合41得点と圧倒的な強さを誇っています。

 

両チームの意気込みを取材しました。

 

初の決勝進出‥持ち味は「走力」

 

創部40年目にして初の決勝進出を決めた大分南高校。

 

 

持ち味は県内屈指と言われる「走力」です。

 

毎年恒例の久住での夏合宿では、4日間で100kmもの走り込みを行い足腰を鍛えます。

 

◆選手は

「めちゃくちゃきつい。死ぬほどきつい」

「試合を80分間通して走り切れたり、その部分ではよかったと思う」

 

カギはムードメーカー

 

そんなチームのムードメーカーが森海翔選手。

練習や試合中、常に声を出しチームを鼓舞します。

チーム随一のスタミナでピッチを走り回り、準決勝では2点に絡む大活躍を見せました。

 

◆末永孟久主将

「(森は)常にチームをいい方向にもっていってくれる選手」

 

◆森海翔選手

「きついときも、うまくいってる時も大きな声でチームを盛り上げていけたら」

 

 

 

万全の態勢で臨む最後の大会

 

大分南は、新型コロナの影響で1月の新人戦の出場を辞退。

6月の県総体は選手のケガもあり初戦敗退に終わりました。

 

万全の態勢で臨める最後の大会に、これまでの思いをぶつけます。

 

◆三重野英人監督

「これまで半年間苦労した部分があるので、そういう思いをもって、うちらしいサッカーをピッチの中でやってほしい」

 

「大分南高校、和して勝つぞ!オー!」

 

4試合で41得点‥「常勝軍団」

 

対するは、この大会11回の優勝を誇る「常勝軍団」大分高校。

 

 

流れるような高速パスワークでゴールを奪います。

 

ここまで4試合で41得点。

1試合平均10点以上という驚異的な攻撃力で、目指すは3年ぶりの全国です。

 

2年前は決勝戦で敗れ、全国にあと一歩届きませんでした。

その試合でピッチに立っていたのが、当時1年生だった大石吾乃選手と青山京志郎選手です。

 

◆大石吾乃(ごだい)選手

「とても悔しい気持ちでいっぱいでした」

 

◆青山京志郎選手

「今回またあの舞台で戦えるのでリベンジを果たせれば」

 

 

 

「2年前の忘れ物」を取り戻す

 

身長183cmのセンターバック大石がゴール前を守る。

大会得点ランク1位、10ゴールの青山が勝利に導くゴールを決める。

 

 

◆吉川獅子心(らいと)主将

「(2人は)ドームのピッチを経験していて、自分たちが大きく期待する部分もあるし結果で示してもらいたい」

 

「2年前の忘れ物」を取りに再び決勝のピッチに立ちます。

 

全国高校サッカー選手権、大分県大会の決勝は5日午後2時、キックオフです。

 

<これまでの戦績>

 

大分南高校

2回戦 vs文理大学附属 4-0

3回戦 vs柳ヶ浦 2-1

準々決勝 vs大分上野丘 2-1

準決勝 vs大分鶴崎 2-2(PK:8-7)

 

大分高校

2回戦 vs雄城台 5-0

3回戦 vs臼杵 14-0

準々決勝 vs佐伯鶴城 19-1

準決勝 vs大分東明 3-1

 

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