「黄色いワッペン」 交通安全願い、ことしも新1年生に
県立高校の1次入試が、7日から始まりました。
ことしの1次入試の傾向や難易度はどうだったのか。
学習塾で、ことしの試験問題の解説と来年に向けたアドバイスを伺いました。
大分市の学習塾で教科ごとに分析してもらいました。
【理科】
◆東セミグループ 阿部賢悟代表
「ことしの1番のトピックは、計算問題がすごく増えたということです。工夫をしないと時間がかかってしまうような問題が増えていて、そういう点では少し難しくなっていると思います」
計算問題の配点が去年と比べて2.5倍に増え全体の3割ほどを占めた一方、用語そのものを答える問題は極端に減ったということです。
◆東セミグループ 阿部賢悟代表
「用語を単純に覚えるというだけではなくて、しっかりその用語の意味とかそういった深い理解をした上で解いていくという問題が増えています」
【英語】
英語の難易度は例年並みだったそうですが、英作文の配点が去年より増えているといいます。
◆東セミグループ 阿部賢悟代表
「英作文とかやっていく時に、すごく難しい文法を使って表現することはありません。どちらかというと、非常にシンプルな文章でやっていくと減点はされません」
【国語】
国語も例年並みの難易度でしたが、同じテーマの2つの文章を読み比べて答えさせるなど読解力が問われる問題がことしも出題されていました。
◆東セミグループ 阿部賢悟代表
「例えば物語であれば2つの場面が出てきたり、今回みたいに2つの文章があったりします。それぞれの文章の特徴を1個1個見つけて、それを比較するというような問題が近年増えています」
【社会】
社会はいわゆる一問一答の問題が減り、歴史的な経緯や出来事の背景を踏まえて解答する問題が増えていて、去年よりもやや難しくなっていたということです。
【数学】
数学は身近な話題を関連付けた問題がことしも出されていて、難易度は例年並みだったということです。
なお、ことしの入試問題の中にも大分県の話題などを盛り込んだ記述が見られました。例えば、英語には“ホーバークラフト”や“宇宙港”が登場しています。
◆東セミグループ 阿部賢悟代表
「大分のニュースや時事的なものはテレビのニュースを見たり新聞をしっかり読むことはものすごい勉強の基礎になります。家でそういう会話をするということは、ものすごい大事だと思います」