猪の瀬戸湿原 春の訪れ告げる野焼き 来月にはサクラソウも 大分県別府市

2023年03月05日 18:00更新

大分県別府市の猪の瀬戸湿原では5日、春の訪れを告げる野焼きが行われました。

 

 

新しい草の芽吹きを促す野焼き。

 

標高およそ700メートルに位置する別府市の猪の瀬戸湿原では5日、ボランティアなどおよそ50人が参加して野焼きが行われました。

 

こちらでは畜産農家の減少で野焼きが一時、途絶えて森林化が進んでいましたが、豊かな湿原を復活させようと2012年におよそ40年ぶりに再開して以来、毎年続けられています。

 

参加者がバーナーで枯れ草に火をつけると、湿原は勢いよく炎に包まれ黒く染まっていきました。

 

◆NPO法人 猪の瀬戸湿原保全の会 渡辺新十郎理事長

「ここにある湿原・湿地の良さを維持できれば」

 

5日はおよそ13万平方メートルで野焼きが行われ、4月下旬にはサクラソウが咲き始めるということです。

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