「黄色いワッペン」 交通安全願い、ことしも新1年生に
2日の県内は、晴れ間が広がったものの肌寒さを感じる気候となりました。
こうした中、ことしは花粉の飛散量が多くなっていると言います。
注意点などと合わせて、ことしの傾向を取材しました。
1日夜の雨も上がり、晴れ間が広がった2日の大分県内。
最高気温は、平年よりもやや低い所が多く、風も強いこともあって肌寒く感じられました。
三寒四温を経て到来する「春」。
しかし今の時期は…。
◆街の人は…
「きのう天気悪くて、きょう良くて、こういう日が悪いです」
「目も痒くて、ずっとくしゃみが続いて辛いです」
「ここ1週間ずっと花粉が酷くて」
「例年と比べてことし酷いです」
症状が出る人には、とてもつらい花粉症。
さらにことしは気になるデータが…。
民間の気象会社・ウェザーニューズによりますと、1日までの1か月に、大分市で観測した花粉の量は、2022年の約8倍になっているということです。
◆TOS白井信幸記者
「大分市内のドラッグストアです。レジの横のこのように目立つ場所に花粉対策関連の商品が陳列されています」
こちらの店では、2月中旬から花粉症対策グッズのコーナーを設けていますが、先週から問い合わせが多くなり、売れ行きは例年以上だと言います。
◆ドラッグストアモリ賀来店 田崎姿菜乃さん
「主に鼻づまりとかくしゃみの錠剤系が売れていたりだとか、目のかゆみが多い客がいるので、目薬を求める客が多くいる傾向にあります。車の運転をする人がほとんどなので、眠くなりにくい薬を求める客が多くいると感じています」
一方、花粉症の診療を行っている大分市のクリニックでも、ことしは患者が多くなっているといいます。
◆ぶんどう耳鼻咽喉科クリニック 分藤準一院長
「去年に比べれば、(患者は)2~3割くらい多い、そんな印象です」
それでは、どんな対策をすればいいのでしょうか。
その一つが、体に触れる花粉の量を抑えること。
マスクや眼鏡の着用は有効です。
また、顔を洗って花粉を洗い流すことも、症状を軽くするといいます。
そして、自宅に入る際に心掛けておきたいのが…
◆ぶんどう耳鼻咽喉科クリニック 分藤準一院長
「けば立った服だと花粉がびっしり付くので、つるんとした羽織ものとかそういったものを用意して、玄関先ではたいて、家の中に持ち込まないことが大切です」
ことしの大分県内の花粉の飛散が最も多くなるのは、スギが3月後半にかけて、そしてヒノキが3月下旬から4月中旬にかけての予想で、しばらくは注意が必要です。