執行猶予中の非常勤講師 「任用無効」と県教委判断 給与の返還は求めず

2023年03月02日 18:30更新

性犯罪で有罪判決を受け執行猶予中の男性が、県内の市立小学校で非常勤講師として勤務していた問題で、県教育委員会はこの男性の任用を無効としました。

 

県教育委員会などによりますと、この40代の男性はことし1月、県教育委員会に非常勤講師として採用され市立小学校に勤務していました。しかし民間の体育教室で講師をしていた際、女子中学生の体を触った罪で、2021年に有罪判決を受けていて、採用時は執行猶予中でした。

 

禁錮以上の判決を受けた場合、刑の執行を終えるまでは地方公務員に就くことはできません。

県教育委員会は事実関係を確認した上で、ことし1月10日付けの男性の任用を無効としたということです。

給与の返還などは求めないとしています。

 

県教育委員会は、「同様の事態が起きないよう、しっかりチェックしていく」としています。

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