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佐伯市の養鶏場で死んだニワトリから、高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスが、17日、検出されました。
県は、過去最多となる約5万5000羽の殺処分を進めています。
◆広瀬知事
「遺伝子検査をやっていましたが、この結果、陽性と判明しました」
◆TOS山路謙成記者
「午前7時の佐伯市です。白い防護服を着た職員たちが次々とバスに乗り込んでいき、これから養鶏場へと向かいます」
16日、佐伯市宇目の養鶏場から「大量のニワトリが死んだ」と、大分県家畜保健衛生所に連絡がありました。
県が遺伝子検査を行った結果、17日午前、H5亜型の鳥インフルエンザウイルスが検出されたということです。
県内で、鳥インフルエンザの感染が確認されるのは、2020年12月以来、約2年ぶりです。
県は、この養鶏場と関連の2か所の養鶏場を含め、県内では過去最多となる約5万5000羽の殺処分を進めています。
殺処分は、18日朝までに完了する予定です。
◆TOS山路謙成記者(場所:豊後大野市)
「各地に設置された消毒ポイントでは、防護服を着た職員がタイヤや車体に消毒液をかけ、感染防止に努めています」
このほか、県は、周辺の道路7か所で通行車両の消毒を行っています。
また、発生現場の半径3キロから10キロ以内は、養鶏場が7か所あるということですが、このエリアにある養鶏場からは、ニワトリや卵の外部への出荷が禁止されています。
◆広瀬知事
「全国、とくに九州はずっと(鳥インフルエンザが)広がっていたが、(大分も)とうとう来たかという感じ」
17日の会見で広瀬知事は、風評被害が広がらないよう、県民に冷静な対応を呼びかけました。
一方、養鶏農家は…
◆県養鶏協会 小野順一会長
「これだけいろんな立場で、防疫、感染拡大を防ぐために、それぞれ農家が手立てしてるのに(鳥インフルが)出たのは残念。皆、かなり感染拡大を防ごうとしているので、お互い力を合わせて頑張っていくしかない」
県によると、ニワトリの卵や肉を食べることで、鳥インフルエンザウイルスが人に感染した例は、国内で報告されていません。