「危険運転致死罪の適用を」時速194キロでの交通死亡事故 遺族が会見 大分
ことし6月、大分県別府市で2人が死傷したひき逃げ事件について、警察はこれまでに52件の情報が寄せられていると4日、発表しました。
しかし有力な手掛かりはないということです。
この事件はことし6月29日、別府市野口原の県道交差点で発生しました。
警察によりますと、赤信号で停止していた2台のバイクに軽乗用車が追突し2人が死傷。車の運転手は現場から逃走し、警察は日出町の八田与一容疑者を道路交通法違反のひき逃げの疑いで公開手配しています。
この事件について、4日に開かれた県警の定例会見で渡辺豊士交通部長は「似た人を見かけた」といった情報提供が関東や関西などから52件寄せられていることを明らかにしました。
しかし…。
◆県警本部 渡辺豊士交通部長
「現時点、犯人に直接結びつく情報はありません。引き続き国民の皆様に情報提供を呼び掛けつつ犯人の確保と事案の解明に努めます」
捜査関係者によりますと八田容疑者は事件の直前、亡くなった大学生との間でトラブルがあったことなどから警察は、八田容疑者が故意に追突した可能性があると見て捜査を進めています。