ポイントはエアコンの“風向”と扇風機 節電しながら快適に夏を過ごすコツ

2022年07月13日 17:00更新

6月28日に梅雨明けが発表されて以降、全国的に厳しい暑さが続いています。

記録的な早さで夏が到来しましたが、ことしは節電が呼びかけられています。

大分県内の反応や節電のポイントなどを取材しました。

 

記録的な早さで到来し、いきなり厳しい暑さとなったことしの夏。

 

 

大きな懸念となっているのが電力です。

九州電力でも、安定供給に最低限必要な予備率は何とか確保できるとした上で、支障のない範囲での節電を呼び掛けています。

 

◆TOS野島亜樹キャスター

「こうした中、今、家電量販店で注目されているのが『省エネ家電』です」

 

 

大分市内の家電量販店です。

この時期、最も売れ筋のエアコンでは省エネタイプのものが去年の5割増しで売れ行きを伸ばしています。

 

◆ケーズデンキわさだタウン店 藤田一栄さん

「省エネ家電はお客の関心も高くなっていて、特に電気代が高いエアコン、冷蔵庫の省エネ性が高い商品が最近は売れている」

 

最新型の冷蔵庫では驚きのエコ機能が。

 

 

カメラがついていて、ドアを開ける度に自動で中の様子を写真に収め、それをスマートフォンで見ることができます。

何があって何が足りないか、写真で確認できるため必要以上にドアを開けずに済み、節電に繋がるということです。

 

それでは、家に今ある家電で節電に繋げるポイントを専門家に教えてもらいました。

まずはエアコンです。

 

 

◆消費生活アドバイザー 林真実さん

「サーキュレーターとか扇風機とか、そういったものを併用してもらって部屋にうまく(風が)循環するようにするとエアコンはそんなに頑張らなくてよかったりする」

 

冷たい空気は下に溜まるため、まずはエアコンの風向きを水平にすることがポイント。さらに扇風機やサーキュレーターで風を循環させれば、冷たい風を効率よく部屋全体に届けることができます。

 

また、テレビは画質や明るさを下げることで、見ながら省エネに取り組めるということです。

 

◆消費生活アドバイザー 林真実さん

「エネルギーの断捨離と思って、無駄になっているところがないかしっかり総点検してもらって、快適に過ごしてほしい」

 

一方、大分市内の雑貨店では電気を使わないひんやりグッズがことしは特に人気が高いということです。

シャツやシーツなどに吹きかけるとひんやりとした感触になるスプレーなど、こうした暑さ対策グッズをおよそ200種類ほど取り揃えていますが、暑さが厳しくなった1週間ほど前から売れ行きが好調となり、商品によっては入荷待ちのものもあるということです。

 

 

厳しい暑さが予想されることしの夏。

省エネを心掛けながら乗り切りたいものです。

 

節電が呼びかけられていますが、熱中症対策は別です。

命を守るためにもエアコンは適切に使い、例えば使っていない照明を消すなど出来る範囲で心掛けていきましょう。

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