『米粉』が救世主になるか ウクライナ侵攻による小麦の高騰で

2022年05月13日 16:00更新

ウクライナ情勢などの影響で小麦粉の価格が高騰する中、今、注目されている「米粉」について、大分県内の反応などを取材しました。

 

 

トロワルウ 中晴紀子代表:

かなりの小麦粉を使うので、すごい大打撃ですね。

 

大分市でカフェを営む中晴紀子さんです。

 

 

店の主力である焼き菓子などの材料、小麦粉の仕入れ価格が高騰し、値上げを検討せざるを得ない状況だと話します。

 

農林水産省によりますと、小麦粉の原料となる小麦はおよそ9割を輸入に頼っていて、政府が輸入し製粉業者などに売り渡す仕組みになっています。

 

 

その価格は2019年10月の時点で1トンあたり5万円ほどでしたが、ことし4月には7万2500円を超えていて、2年半で1.5倍近くまで高騰。輸入の多くを占めるアメリカ産などの不作に加え、世界有数の生産地ロシアとウクライナの情勢も影響し国際価格が上がっているということです。

 

このため、小麦粉の価格も高騰…今後の状況も分からないため中晴さんは今、小麦粉以外を使った商品をと米粉を使うことを検討しています。

 

トロワルウ 中晴紀子代表:

一回作ったことがあるんですよ、米粉のカヌレを作っておいしかったので。安定して使えるものをルート的に作っておいた方がいいのかなと思っています。

 

一方、スーパーでは…

 

TOS白井信幸記者:

大分市内のスーパーマーケットです。5種類の米粉の製品を取り揃えていて、客からのニーズに対応しているということです。

 

今、注目されている米粉ですが、小麦粉に比べ製粉時のコストがかかるため製品価格も高いのが現状です。この日の店頭の最安値は1キロあたり小麦粉は235円。米粉は625円でした。

しかし、米には小麦に含まれるグルテンが含まれておらず、米粉はアレルギー対策などで注目されているほか、国も米の消費拡大の一環として普及を目指しています。

 

コープ南大分 釘宮昌男店長:

小麦粉にはない特徴がありますので、是非多くの方に米粉を利用していただきたいと思っています。

 

 

そんな米粉は県内でも製造されています。

 

 

大分市野津原の会社では、県産米を使って1日400キロほどの米粉を作っています。今後の需要次第では増産することを視野に入れているということです。

 

 

ライスアルバ 足立貢専務:

この機会に米を見直してほしい。米を愛して欲しいとお願いしたい。米粉を客の役に立つような形で届けられるような努力を一層したい。

 

ウクライナ情勢の影響が私たちの食卓にも広がる中、米粉への注目が県内でも高まっています。

 

白井 信幸記者

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