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大分県別府市内の交差点で横断歩道を渡るネコが度々、目撃されています。果たして交通ルールを理解しているのか?荒木崇史カメラマンが取材しました。
始まりは車のドライブレコーダーの映像でした。
こちらは別府市内の交差点。横断歩道のそばを1匹のネコがゆっくりと歩く姿が写っていました。
さらに別の日にも…。今度は茶色のネコが横断歩道の上を歩いていました。
運転手によりますと、こうした場面におよそ4年間で15回も遭遇したといいます。
果たして偶然なのでしょうか…。
気になった私は調査を開始。
まずは80匹の保護ネコを飼育し「にゃんたま旅館」の愛称で親しまれている近くの新玉旅館へ。その女将、後藤藤枝さんに横断歩道を渡るネコがいるのか、話を聞きました。
ーー新玉旅館女将 後藤藤枝さん
「(横断歩道渡る猫)はい、見たことあります。結構、人間と一緒に信号見ながらかわからないけど一緒に通ることはありますね。」
その姿をカメラで捉えたいと思い現場に向かいました。
しかし…。ネコはなかなか姿を現してくれません。やはり偶然なのか…。と、諦めかけたその時!
ーーTOS荒木崇史カメラマン
「あー、猫がいましたいました。横断歩道の上をしっかりとした足取りで歩いています。無事渡り切りました。ただし歩行者の信号は赤でした。」
ーー住民
「横断歩道渡るって言ったって、みんな横断歩道渡るで」
Q.荒木「猫が?」
A.住民「うん、猫。毎日散歩してるんですけど、(猫は)大体通ってますね。」
Q.荒木「横断歩道を?」
A.住民「はい」
更に詳しい話を聞くために専門家のもとに。
九州自然動物公園アフリカンサファリの園長で、獣医師の神田岳委さんです。神田先生、このネコたちは交通ルールを理解しているのでしょうか。
ーー獣医師 神田岳委さん
「恐らく、人間の真似をしていると思う。地域の人がちゃんと横断歩道を渡っていれば猫ちゃんたちも横断歩道を真似して渡っている可能性はあると思う。」
Q.TOS荒木崇史カメラマン「信号の色は?」
A.神田岳委さん「信号は色までははっきりわかってるか分からないけど点いているところで認識しているかもしれません。」
なるほど!人のまねをしているかもしれないとのこと。
そういえば先ほどのネコ、巻き戻してよく見ると、一部、車道を歩いてショートカットをしていました。その現場では、同じルートを歩く人の姿も。
人間の真似をしているのかもしれないという横断歩道を渡るネコ。
そのお手本になるよう私たちも交通ルールを守りましょう。